「ふらら一人でできませんっ」という漫画をご存知でしょうか。
2017年2月28日に最終巻の3巻が発売されました。
僕はたまたま1巻から発売ごとに買っていたので悲しいついでに魅力を語っていきたいと思います。
一人でできないふららちゃん
画像はふらら一人でできませんっ1巻1話©Popo Watanabeから
主人公のふららちゃんは何をするのも一人でてきません。
しかもほぼ喋りません。
「フガフガ」「シューン」など擬音語が吹き出しから出ています。
ふららちゃんの面倒見役の錦(にしき)ちゃんが必要最低限の説明セリフを話すだけなので字が非常に少ないです。
ふららちゃんが出来ないことを代わりに錦ちゃんがするだけの漫画です。
いや、だったのです。
3巻ではふららちゃんが錦ちゃんより出来ることが出てきます。
初めて立場が逆転しました。
ふららちゃんの意外に好きなモノが出てきます。
背景がすごい描かれている
画像はふらら一人でできませんっ3巻28話©Popo Watnabeから
画像はふらら一人でできませんっ1巻8話©Popo Watnabeから
背景や小物の書き込みがすごいのです。
すごく風景や建物がキレイなのです。
トーンを使っていなくて、手書き感がとても出ています。
ここに僕はとても惹かれました。
風景がすばらしい僕が好きな作品に「よつばと!」があります。
このよつばと!も風景や建物といった背景にすごく手が込んでます。
手書き感もとても出ているし書き込みがすごいです。
この点で少しふららちゃんと似ています。
逆に浅野いにおの作品(おやすみプンプン、デッドデッドデーモンズデデデでデストラクション)やGANTZはほぼ写真です。
これ、あまり好きじゃないのです。
確かにキレイに描かれているのですが、この作品たちはCG感が強いです。
CGで作った背景をなぞったかのような綺麗さ。
手で書いた漫画を僕は読みたいのです。
独特の擬音語とフォント
画像はふらら一人でできませんっ3巻22話©Popo Watnabeから
画像はふらら一人でできませんっ2巻21話©Popo Watnabeから
画像はふらら一人でできませんっ1巻9話©Popo Watnabeから
モシュモシュ ほけええええ
など擬音語が独特のフォント(手書き)で頻繁に描かれています。
絶妙にそのシーンと合っているのが気持ち良いです。
全体的に字と擬音語の割合が半々です。
独特のフォントで非常にかわいいです。
余談ですが、この漫画のキャラの目はハイライトがほぼないです。
唯一駄菓子屋の店員さんと錦ちゃんのお母さんの目が他のキャラと違って目のハイライトがあります。
まとめ
この漫画は前情報一切無しに新品の漫画を買いました。
いわゆる衝動買いです。
たまたま試し読み冊子があったのを読んだだけで惚れ込んでしまいました。
まったく後悔してません。絵が本当にすばらしい。
キャラもかわいい、ギャグも十分おもしろいです。
あまりにもふららちゃんが何もできないので共感は出来ないほうが多いと思います。
何もできないふららちゃんですが最後に・・・!ネタバレなのでこれ以上は止めておきます。
読むのにほぼ時間がかからないタイプの漫画です。
気になった方はアマゾンのリンク、こちらです。