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ワンピースFILM Z 感想レビュー

今まで何故か見ずに過ごしてきた「FILM Z」

ついに見ました。

ワンピースの熱が最近上がりまくってツタヤの更新とともに借りてきて見ました。

 

思っていた以上に良かったので感想を述べていきます。

(今更すぎて需要なさそうですが)

 

 

制作

監督 長峯達也
脚本 鈴木おさむ
原作 尾田栄一郎
製作 尾田栄一郎(総合プロデューサー)

 

公開 2012年12月15日

興行収入 68.7億円

あらすじ

ゼファーという元海軍大将がいました

ゼファーは今を活躍するほぼすべての海兵を育て上げて先生と呼ばれ慕われていました。

しかし海賊に右腕を取られ、両親を海賊に奪われます。しかもその海賊が王下七武海に加入したことに疑問を持ち海軍を去り、生き残った部下2人を中心にNEO海軍を結成します。

新世界の海賊全滅のためにエンドポイントとなる3つの島を壊そうとします。

エンドポイントとなる3つの島を破壊すると新世界の海は丸々火の海となり海賊も一般市民も焼き尽くされるという設定。

島を破壊するのは古代兵器にも匹敵するという海軍が持っているダイナ岩を使います。

決行するときにルフィ達とぶつかり、阻止される。

ルフィに敗れたZは最後は海軍最高戦力によって倒されます。

お墓も建てられて完全に死んでしまいます。

 

だいたいこんな感じです。

良かったポイント

クザンがいい役

熱かったのが海軍大将を辞めたクザンが登場し、クザンもゼファーに育てられた上で敵対してしまった。という展開が胸に来ました。

もちろん海兵全員が先生と呼んでいたしゼファーと戦うことには思うことはあったのでしょうが、クザンが特別仲が良かったらしく、重要な位置に立っています。

ルフィたちとも接触し、エンドポイントのことを教えてくれたりかなり重要な役になっていました。

上映された時の宣伝文句で「青キジも出る!」みたいな安っぽい文句だったので、「青キジはワンピースファンを釣る餌で、たいして話に関わってこないのだろう」とばかり思っていました。

しかしかなり喋っていたし、火山流からルフィ達助けたし、重要な事も言ってたし最後にええことして去っていました。

クザンかっこよかったです。

赤犬との決闘で片足が無いとか肩にすごい火傷とか原作でもまだの情報も出ていました。

いい声で海の唄を歌うクザンもかっこ良かったです。

 

矛盾の無い風の設定

エンドポイントとかダイナ岩とか取ってつけた設定ですが割りと良かったのではないでしょうか。

映画のために奇抜なストーリーのためだと思いますが、エンドポイントは世間では空想の話だと思い込まれているのは知られては困るから海軍が隠している。それを知っているのは海軍の上層だけで今回の犯行がその海軍の元上層。

という設定。

原作にねじ込まれていますが、かろうじて矛盾はありません。

パラレルワールドにしたくなかったという脚本の鈴木おさむですが、かなり良かったと思います。

まさかこの名前がワンピースで見るとは思わなかったですが。

 

悪かった点

映画にありがちな芸能人がアフレコする風潮

最悪でした

ジブリもくっそ下手くそなボイスアクターで興ざめするのでわざわざお金払って映画館に行く気がしないのです。

今回のゲスト声優はよりによって敵の幹部のアイン。篠原涼子が担当しました。

棒読みすぎて本当に聞くのが辛かったです。

喋るたびにお前は頼むから喋らないでくれと心の中で叫んでいました。

他にもモブで町の市民役で佐々木希など出演していましたがギャグパートと割り切ると本編には関係なかったのでまだ良かったです。(火山流から逃げ惑うシーンですがまったく危機感が感じられない演技)

海楼石を克服するルフィというシナリオ

元海軍大将にルフィが勝ってしまうというシナリオはちょっとまだ無理がありそうでしたが、歳で衰えているという設定なので目を瞑ることにしましょう。

しかし、海楼石の腕にルフィがパンチすることで腕の武器が壊れるのはちょっと待てと。

海楼石に触れると力はなくなるのではないかと。

それとも武装色で海楼石に触れる前にダメージを与えた?

うーん、海楼石に気合で打ち勝てるとなってしまうと 今後のバランスが崩れるような…

海楼石の武器相手に勝つのはもっとすごい秘策などあれば良かったです。

 

総評

★★★★☆

ワンピースの映画はもともと期待してませんでしたが尾田栄一郎総監督ということで気にはなっていました。

同じく尾田栄一郎が総監督しているストロングワールドとゴールドは見たのですが、どちらもイマイチといった具合でした。

しかし、このZはかなり脚本が考えられていて面白かったです。

アクションシーンのカメラワークも映画ならではの力の入れ方でしたし、迫力はありました。

 

しかしやはり気になったのが芸能人声優()

本当に雰囲気を潰していました。

昨今、実写映画反対などと騒がれていますがこっちの問題のほうが深刻ではないでしょうか。

映画の声優ってなんであんなに下手くそなんでしょう。

「君の名は。」も見ましたが主人公達の棒読み具合がかなり気になりました。

「ドラえもん」の映画の「新のび太の恐竜」の神木隆之介、一番感動するラストシーンで棒読みすぎて大爆笑してしまいました。

声優さえちゃんとした声優を起用していれば★5つ付けていましたが、★4つにしました。

映画の5分の1くらいは声優の演技力が占めていると思います。

たった一人の棒読み演技によって演出、動画、ストーリー、ぶち壊しです。

無理にキャストに芸能人をねじ込むな。強く言いたいです。

 

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