期間限定に弱い

声優オタクは期間限定に弱い

声優やアニメを好みます。期間限定のものは買いたくなります

北岳へ3泊4日で行ってきた 土砂降り雨にあったときの体験談

日本で二番目に高い山に登ってきました。

北岳 3193mです。

 

今回ひどい雨に打たれて大変だったので他の登山初心者の参考になればいいなと思い、綴ります。

ムキムキの友人が綴った日記はこちら

YAMAPというサイト、登山のための記録サイトで超便利

yamap.co.jp

 

持ち物

f:id:limited_time:20180819210723j:plain
f:id:limited_time:20180819210716j:plain
食料とテント

今回は初めてのテント泊ということで奮発してモンベルのテントを買いました。

ステラリッジ1型という一人用のテントです。

テントは大事ということで奮発しました。

ずばりテントとフライシートで39420円でした。(ひえ~~~)

下に敷くグランドシートは4320円でした。

1.4kgと高級なので軽いです。

 

食料はもともと二泊の予定だったので

  • 一日目の昼 夜
  • 二日目の朝 昼 夜
  • 三日目の朝 昼

の7食に分けました。

 

ジップロックの小分け術です。

主食はだいたいパスタかカレーです。

加えて味噌汁やおしるこ、ポタージュなど汁物も余分に持っていきました。

 

f:id:limited_time:20180819210815j:plain
f:id:limited_time:20180819210813j:plain
お酒は凍らせたヨーグリーナと一緒に保冷バックへ

お酒は今回は350mlを四本。

多いと思いましたが、友人の付き合いで…

 

水は前回から学習して、

  • ハイドレーションに薄めたポカリ2リットル
  • 食用の真水1.5リットル

を持っていきました。

 

山小屋がいくつかあるので適宜補充するつもりでした。

前回の水不足↓

 

www.limitedtime.link

 

 

 一日目車で山梨県まで向かうも、静岡で車トラブル

深夜の1時に奈良県を出発して8時間かけて北岳の麓まで行く予定でしたが、

突然車が故障してしまいました。

 

それが朝の9時ごろ。静岡でマクドナルドを食べていたところでした。

距離的にはあと半分ありました。

 

エンジンふかしてもふかしても前に進まず、ロードサービスを受けてレッカーで奈良まで運んでもらいました。

 

最悪な気分で今回は出直したいとさえ思いましたが、なんとかレンタカー保証があったので目的地まで向かうことができました。

f:id:limited_time:20180819212903j:plain

レッカー車で運ばれるマイカー 何がピースなのかわからない

写真は友人達です。

麓で一泊

レンタカーVitzの快適ドライブで山の麓まで着きましたが、予定より大幅に遅れてしまいました。

かなり余裕をもった計画でしたが、それでも今日の登山は断念して麓でテントを張り一泊することにしました。

 

天気はすでに雨。

 

まだ小雨程度なのでそこまで寒くなく、木の下でテントを張りました。

この時すでに16時をまわっていました。

 

登るのは明日からにして1日目は16時ごろから寝る支度とご飯を済ませて20時には就寝しました。

普段夜更かししてるのにこの日はほぼ徹夜だったのですぐ寝れました。 

 

f:id:limited_time:20180819212218j:plain
f:id:limited_time:20180819212215j:plain
飯盒に挑戦しましたが、無事失敗。

ステンレスのラーメンクッカーを購入したのでお初で使いました。

水とジップロックに入れておいたお米を1合入れてご飯を炊きました。

火が強すぎたのか、焦げてしまい、全体的に苦かったです。

 

f:id:limited_time:20180819212258j:plain

一日目のテントの様子。

真ん中のが僕の一番高級テントです。

いや~かっこいい。

二日目豪雨の中山頂を目指すも登頂は断念

二日目の朝7時頃出発

すでに雨だったのでなんとかテントを屋根のあるところまで移動してたたみました。

 

朝ごはんを摂り、出発しました。

f:id:limited_time:20180819214135j:plain

お湯で戻るチーズリゾット 200円

雨の中出発しました。

レインウェアを着たり熱くて脱いだりしながらなんとか山頂近くの山小屋までたどり着きました。

 

f:id:limited_time:20180819214422p:plain
f:id:limited_time:20180819215110p:plain
悪天候の中必死に笑顔を作る筆者

印象に残っているのは森林限界を迎えたところで高い木は無くなり、見晴らしが良くなったところでした。

ただ、天気は最悪だったので景色はまったくわかりませんでした。

 

風も吹いて気温も一気に下がりました。

 

霧というか雲が濃くて視界は最悪でした。

地獄のテント泊

山頂まで行こうとしましたが、高度が上がればあがるほど風が強くなりました

 

山頂手前の山小屋で休憩しました。

靴下を絞ったり、ダウンを着込んだり、震えながら飲む山小屋の300円のコーンポタージュは美味しかったです。

体を温めるためにエネルギー補給のために僕は芋けんぴを頬張っていました。

 

北岳山頂まで後少しというところではすでに満身創痍で靴の中まで全身ビチョビチョ

 

後ほんの少しで山頂というところで15時くらいでしたが、

当初の予定の山頂の先にある山小屋までは後1時間。

 

この暴風と豪雨の中歩くことはできないということで、断念。

 

休憩していた一つ手前の山小屋まで戻り、テントを張ることにしました。

 

ここからが地獄。

なにせ標高3000mです。

 

動いていたときはそこまで気にならなかった寒さですが、テント設営のために立ち止まると体がガタガタ震えて止まりません。

 

レインコートはモンベルのちょっとええやつですが、雨が強すぎてビチョビチョです。

体温が奪われて経験したことのないくらい全身が震えました。

身の危険を感じてお金を払って山小屋に泊まることも考えましたが、友人がテントを張ってくれたので中で暖をとっているうちにましになりました。

 

寒いときはとにかくエネルギーを摂ることが大事だと実感しました。

僕は板チョコを丸々食べて芋けんぴを食べていると少し落ち着きました。

 

テントに入って元気が無くなりしばらく放心でした。

 

チョコパワーと友人の助けでなんとかチキンラーメンを作り食べました。

 

今回の最大の失敗は着替えを十分に持っていかなかったことでした。

 

正確には、

  • 着替えを濡れない袋に入れなかった
  • 防寒対策が十分でなかった

 

持っていったTシャツは着ているTシャツと同じくらいビチョビチョになっていました。

もちろんザックに入れていたし、ザックカバーで雨からは守っていました

そんなことはお構いなく、雨風によってザックの中まで浸水し、替えのパンツとTシャツがオシャカでした。

 

仕方なく濡れたまま冬用のシュラフ(これはまだ濡れ具合はセーフだった)に入り寝ようとしました。

肌着とTシャツとダウンを着たのですが、濡れまくっているので冬用シュラフ(安物)だろうと関係なく寒いです。

体がガタガタ震えて一向に寝れません。

 

芋けんぴを食べたり、筋トレをしたりして温めようとしましたが、結局数時間寝ると目が冷めて今度は鼻水が詰まったりとほとんど熟睡できませんでした。

 

途中、水分のとり方を誤ったのか、トイレに猛烈に行きたくなりましたが寒すぎて我慢しました。

教訓

乾いた着替え十分な寒さ対策を持ってこれば安眠とはいかなくてももう少し寝れたのではないかと思いました。

 

今回はユニクロのウルトラライトダウン持っていくし大丈夫やろ~となめてました。

次回は超極暖のヒートテックモンベルのええやつをビニール袋に入れて濡れないように持っていこうと思います。

寝袋もモンベルのええやつを検討中です。

安物はデカすぎるし重い。

水をめっちゃ吸うセームもあれば今回もっと便利だったと思いました。

 

一緒に行った友人のあきよしは安物のテントで雨が入って寒すぎてほぼ一睡もできなかったみたいです。

かわいそうに。

三日目快晴、快晴、アンド快晴

感動のご来光

4時ごろになると周りのテント泊の客がガサゴソし始めます。

 

テントから出るとすっかり晴れていて徐々に明るくなっていました。

 

雲もすっかり消えていて景色の良さに驚愕しました。

f:id:limited_time:20180819222553j:plain

富士山見えるやんけ

昨日の夜とは全く別の景色が広がっていました。

観るつもりはなかったご来光を堪能して、久しぶりの朝日日光浴を楽しんでから出発しました。

 

濡れまくった服もシュラフも片付けている間に乾いていました。

太陽の力恐るべし

 

テント場にテントを張ったままにして荷物を軽くして出発です。

朝出発して快晴の最高の景色の中山頂を目指しました。

このときが一番良かったですね。

いろいろと

 

雨の中登山するのも非日常感があって楽しいですが、晴れのほうがいいに決まってます。

 

雨の中登るの晴れの日に登ること2つ経験できてある意味よかったですね(?)

 

f:id:limited_time:20180819223329j:plain
f:id:limited_time:20180819223311j:plain
いくらなんでも景色がよすぎる

f:id:limited_time:20180819223418j:plain

山頂でのパノラマです。

ああ、ここがこの辺で一番高いんだなとわかります。

 

日本で二番目に高いのですからそりゃ眺めもいいですよ。最高。

 

f:id:limited_time:20180819223740j:plain
f:id:limited_time:20180819223733j:plain
天気が良くて気分がいい筆者

 

初めての標高と岩場の連続で楽しかったです。

 

夏なのに寒いのはウケました。

 

北岳山頂で

北岳に、来ただけ~~

という渾身の動画を撮って満足してテント場までもどります。

 

f:id:limited_time:20180819224748j:plain
f:id:limited_time:20180819224744j:plain
木がないので道標は岩に書かれています

日本で二番目に高い北岳(きただけ)

続いて日本で四番目に高い間ノ岳(あいのたけ)

を登頂してテント場に戻った頃には5時をまわっていました。

 

もう一つ下山する予定でしたが、前日の寒さの疲労のせいで体が動かず、そのまま二日目と同じところでもう一泊することになりました。

この時点でもともと2泊の予定だったのが3泊に伸ばしました。

 

昨日とは同じところなのに服が乾いていたので僕は熟睡することができました。

ダウンも着込んで寝袋は一番上までチャックを上げました。

 

4日目下山~膝の痛み~

4日目も天気は快晴。

この日は下山して家に帰るのが目標。

f:id:limited_time:20180819230607j:plain

四日目も快晴 ご来光を見ながら食べるパスタはうまい

手早く片付けるのが肝心。

 

しかし、テントの圧縮に手間取ってやっぱり少し遅れました。

が、なんとか帰りのバスには間に合ったので良かったです。

 

下山するだけなので水もそんなにいらんやろ~とナメていましたが、結構キツかったです。

行きしなと本当に同じところを通っているのか不思議なくらい景色が良かったです。

 

1500mもの高さを一気に降りるので負担もかかります。

とはいえ登りよりもマシ。

ムキムキの友人はトレイルランを始めてふもとのトイレに駆け込んでいきました。

 

今回はダイソーの膝サポートを装備していきました。

安物ですが、ないよりはずっとマシでした。

膝はやっぱり痛かったですが、痛くなるのがだいぶ降りてからだったので十分効果があったと思います。

 

総評 人と話したこと

山に行くと自分ひとりで行っているのではないので色んな人に出会います。

 

一番感謝したいのは行きの車トラブルでレンタカー屋さんまで送ってくれたおばちゃんです。

車が壊れて立ち往生していたら心優しいおばちゃんが声をかけてくれて車に乗せていただきました。

見ず知らずの人にこんな事ができるのは素晴らしい人だと思います。

静岡の人いい人~~~

 

二日目にびしょ濡れで山小屋で休憩していると韓国の人が声をかけてくれて

「ゴハン、イル?」

とおにぎりをくれました。

3つ入りのお弁当を2つもくれました。みんなで食べて昼ごはんが一つ浮きました。

本当に感謝感謝。(友人は荷物を軽くするため自分のご飯を食べたかったなど冷たいことを言っていましたが。)

 

他にもおじさんと天気の話したりテント泊で5日目のおじさんがいたり。

山の人と話すのも楽しかったです。

 

あと山道で酷く車酔いをしたとき、コンビニで

梅干し

リポビタンD

を購入して飲むとスッキリ治りました。

 

どうしようもないときは寝るのが一番です。

 

まとめ

車が壊れたり豪雨に見舞われたり。

大変すぎましたがいい思い出です。

 

そして案の定次の日の今日、風邪を引いてしまいました。

頭が痛い。体が重い。やっぱり雨の日歩いたり濡れたまま寝るとこうなりますよね。

症状が出るのが帰ってからで良かった。

 

もともと二泊の予定で食料は持っていってましたが、韓国の方のお弁当や昼ごはんを食べる暇が無かったりでなんとかなりました。

というか余った。

いざとなれば山小屋のご飯もあるし、燃費の良い僕は食糧不足は大丈夫でした。

 

f:id:limited_time:20180819230930j:plain

今回の標高と時間のグラフです。

二日目に登った距離を四日目に一気に短時間で降りているのがわかります。

 

三日目はまず北岳山頂、そのあと間ノ岳山頂まで行っています。

 

楽しかったです。

f:id:limited_time:20180819231232p:plain

日本で二番目に高い男達


以下アマゾンリンク

 

 

 

 

 

【スポンサーリンク】